イベント詳細
【講座①~⑨】【生涯学習講座・通期】大阪大学せんばアカデミー「伊東信宏と聴く中欧の音楽」
- 開催中
- 受付中
開催日
1回目:2025年06月12日
2回目:2025年07月10日
3回目:2025年08月07日
4回目:2025年08月28日
5回目:2025年10月09日
6回目:2025年11月13日
7回目:2025年12月11日
8回目:2026年01月08日
9回目:2026年02月12日
文化・芸術
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内容
【注意:講座⑩のみ、時間と会場が違うため、別サイトでのご案内をしています】
今年度の大阪大学せんばアカデミーでは、音楽学の伊東信宏教授をお迎えします。
「中欧の音楽」をテーマに、複数の作曲家に焦点をあて、独自の視点からクラシック音楽を読み解きます。
本講座では、CD を聴いたりDVDを見たりしながら、音楽の背景にある時代性や地域性を学びます。
伊東先生のお話しは、驚きにあふれ、あなたの好奇心を刺激することうけあいです。
【受講料】
全10回通しの受講料:10,000円⇒【既に締め切りました】
1講座ずつの個別受講料:1講座につき1,600円【個別受講は受付中です!】
全講座受講の申込者で定員に達した場合、個別受講の申込みはございません。
【お申込み】
以下のサイトよりお申込みください。
https://minoh-bunka.com/kouza/
※申込フォームに必要事項を記入し締切日の午後5時までにご応募ください。
※講座名の入力例:
全10回通しの場合 → 伊東信宏と聴く中欧の音楽・全講座受講:【※既に締め切っています】
個別受講の場合 → 伊東信宏と聴く中欧の音楽①②(希望されるすべての講座番号をご入力ください)
【問い合わせ先・会場】
船場生涯学習センター
受付時間:9:00~17:00
Tel:072-730-5333 FAX:072-730-5349
住所:〒562-0035 箕面市船場東3-10-1
概要
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開催日
2025年06月12日(木曜日)
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時間
10:30~12:00
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対象
一般向け -
定員
45名
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講義形式
会場(対面)
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参加費
1回 1,600円 、全て受講の場合10,000円
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申込締切
<全受講>2025年04月17日まで
<各回受講> 開催日の1日前
アクセス
【会場】船場生涯学習センター5階 会議室4AB(箕面市船場東3-10-1)
【交通アクセス】
北大阪急行電鉄「箕面船場阪大前駅」1番出口すぐ
阪急バス「新船場北橋」「新船場南橋」「箕面船場阪大前駅」
または、「船場団地」下車(箕面、千里中央等各方面から)
- 【主催】国立大学法人大阪大学(箕面市立船場生涯学習センター指定管理者)、運営:公益財団法人箕面市メイプル文化財団
- 【お問い合わせ窓口】senba@minoh-bunka.com
プログラム
【第1講座】06月12日(木曜日)10:30~12:00 (申込終了)
講座番号①「中欧の音楽(導入)」
「中欧」とはオーストリア・ハンガリー・チェコ・スロヴァキア・ポーランドあたりのことを指すことが多いのですが、この地域は特に19世紀後半以降多くの作曲家、演奏家を生んできたところでもあります。初回は、本講座の全体を概観します。
【第2講座】07月10日(木曜日)10:30~12:00
講座番号②シューベルトの『美しき水車屋の娘』
シューベルトは生涯をウィーンの文化圏で過ごした作曲家で典型的な中欧の作曲家の一人でした。夏にはハンガリー貴族の家で音楽教師として過ごし、その経験は彼の音楽に「ハンガリー的」な痕跡を残しました。これらを辿りながらシューベルトの音楽について考えてみます。
【第3講座】08月07日(木曜日)10:30~12:00
講座番号③「シューベルトの『美しき水車屋の娘』(続き)」
『美しき水車屋の娘』には、おぼろげな筋書きがあります。粉屋(=水車屋)で修行する若者が、その師匠の娘に惹かれ、やがて恋に敗れて自殺する、というものです。ここではこの歌曲集を、あまり思想的なものとしてではなく、もう少し通俗的な「サイコロジカル・ホラー」として読み解いてみたいと思います。
【第4講座】08月28日(木曜日)10:30~12:00
講座番号④「フランツ・リストと「ラプソディ」の音楽史」
「ラプソディ」とは、音楽的には少し気まぐれな形式を持つ民族的色彩の濃い音楽ジャンルとして知られていますが、これはフランツ・リストの「ハンガリアン・ラプソディ」を始祖としています。リスト以来、様々な国、地域のラプソディが書かれてきました。ここではそのような「ラプソディ」の歴史を紐解きます。
【第5講座】10月09日(木曜日)10:30~12:00
講座番号⑤「中欧の作曲家としてのバルトーク」
バルトークは20世紀前半の代表的作曲家の一人ですが、ハンガリーの民謡を研究しそれを基礎として新しい音楽を作り出そうとしたことで知られています。彼のルーツを辿りながら、その「中欧」的な性格を考えます。
【第6講座】11月13日(木曜日)10:30~12:00
講座番号⑥「バルトークと不定形な音楽」
バルトークの「ラプソディ第2番」は、特にその終結部が何度も書き直されました。彼は、ルーマニアのロマによる荒々しい民俗音楽の素材をここに組み込もうとし、その扱いに手こずっていたのでした。晩年の『ルーマニア民俗音楽』という著作も含めて考えます。
【第7講座】12月11日(木曜日)10:30~12:00
講座番号⑦「中欧の作曲家としてのリゲティ」
リゲティは1923年、ルーマニアに生まれたハンガリー語を母語とするユダヤ系作曲家で、ナチス・ドイツとスターリンのソ連による二つの全体主義を潜り抜けて、1960年代頃から西側の前衛音楽の第一線に躍り出たという経歴を持ちます。彼の音楽の「中欧」的性格を考えます。
【第8講座】01月08日(木曜日)10:30~12:00
講座番号⑧「作曲された悪夢(リゲティ)」
ジェルジ・リゲティの出世作の一つ「アトモスフェール」(1961年)は、不協和で禍々しく、しかも濃密な響きを持つ管弦楽曲で、映画『2001年宇宙の旅』で使われたことでも知られています。これはリゲティが見たある「悪夢」から生まれた、とされていますが、果たしてどこまで信じてよいのでしょうか?
【第9講座】02月12日(木曜日)10:30~12:00
講座番号⑨「クルターグの音楽」
ジェルジ・クルターグはリゲティより3つ年下の存命の作曲家です。ルーマニア生まれのハンガリー語を母語とするユダヤ系作曲家という出自も似ており、実際に二人は親友でした。ですがリゲティとは対照的に、クルターグは内向的で寡作。そのような彼の音楽について考えます。
登壇者
